魔法にかけられて

枯れない薔薇のように

また君に恋をする〜Missionのお話

 

 

ギターの音と2人の声 みんなの声

あったかくて心地よいサウンドに包まれた会場

ステージから2人がいなくなると、赤と紫の光でいっぱいだった会場は次第に青く輝き始める

 

空気は一変

さっきまでギターと歌声と、生の音が響いていた空間に、電子音が流れ始める

私の大好きな、キミの時間が始まる

 

 

 

 

 

私は中島健人くんが大好きだ。

健人くんの創り出す空間が大好きだ。

健人くんが魅せてくれる健人くんの世界が大好きだ。

 

 

 

 

音楽が始まると、Mission:Kの黒のスーツとは裏腹に真っ白の服を身にまとった健人くんが、いや、ケントロイドがスクリーンに映る。

彼も3018年から来たのだろうか?そんなことを考えるだけで、とってもワクワクしてしまうのはケンティーガールの性。

 

見るたびに、目が青く光るケントロイドにドキドキしてしまう。まっすぐ前を見るスクリーンの中のケントロイドに、たまらなくワクワクする。

「ああ、これから健人くんの世界が始まるんだなあ」って少しの高揚を覚えるこの瞬間から既に大好きだった。オーラスではこのときから1人涙をぽろぽろ零した記憶さえあるのはここだけのお話。

 

 

飛び出てくる健人くん。XYZと書かれたサングラスをかけている健人くん。

ふふふ、どこまでも愉快な人だ。

 

健人くんにはそこに立っているだけで人の心を揺さぶるパワーがある。

サングラスをかけ、まっすぐと立っているだけで、人々は精一杯の歓声を彼に向ける。

 

「ちょっと変わってるよね」

もしかしたら健人くんのことをこう言う人がいるかもしれない。でもこれってきっと誰にでもできることじゃなくて、それだけのポテンシャル、存在感、オーラ、説得力、きっと本当にいろんなものが必要だと思う。それを実現してしまうのが中島健人くんなのだ。

 

 

そうやって私たちの前に現れたケントロイドは、横アリに真っ白な電流を流す。

この場面も私の好きな光景の1つ。

もしかしたらこれは健人くんの手綱なのかもしれない。私たちは既に彼の手中にいるのである。

 

 

曲が始まる。真っ白い衣装を着て、フードを少しもふもふさせて歌って踊る健人くん。

この曲はバックがいるからこそ映える曲だと思う。1人じゃなくて、後ろの仲間たちとぴったり息が揃うことでかっこよさが更に増すことはMission:Kで既に実証済みだった。

健人くんの代名詞ともいえるCANDYやカレカノ、サマハニとか彼らしいポップチューンとは一味違うけれど、また新しい世界を魅せてくれるこの曲もかっこよくて大好き。

 

特に " ‘Cuz you’re my Mission" ってWith BのようにJr.を従えてポーズを決めるケントロイドは卒倒ものである。ほんの数秒なんだけど、それまでのアンドロイドの無機質な彼から少しだけ色気が顔を出す瞬間。Sexyに生きる彼が、本来の意味でのSexyさを覗かせる。表情と声色で一瞬でSexyになってしまう健人くんは、なるべくしてなったSexyの申し子なんだと思う。

 

 

そこから花道を少し歩いてセンターステージへと移動するケントロイド。最初はただ円の中心にいるだけだったけれど、途中からケントロイドだけ少しポップアップが上がるようになっていたかと思う。

それも好きだったなあ。Jr.に囲まれて少しだけ目立つ健人くん。健人くんは真ん中とかセンターとか、本当はそういうのすごく似合う人だなあと常々思っていたりする。

 

 

 

 

私がこのパフォーマンスの中で1番好きだったのはこの後である。センステからバクステを歩くあのケントロードだ。

曲も終盤にかかり、益々上がっていくボルテージ。

ほっといても客席の熱は上がり続けるばかりなのに、健人くんは、ケントロイドは両手で会場を煽る。私たちのボルテージを最高潮にするように。そして、来たるべきときに向けて、自分自身を精一杯鼓舞するように。

 

そんな健人くんの姿を受けさらに熱が上がる会場。さらに煽る健人くん。

私は、横浜アリーナが揺れる瞬間をこの身体で体感した。比喩なんかじゃない。確実に、あのときの横アリは揺れていた。これ以上ないくらいに熱くて、あまりにも眩しすぎた。

 

割れんばかりの歓声を一身に浴びて、ステージに立つ健人くん。日本中の歓声が、彼に集まった瞬間だった。

 

私のあまりにも貧相な言葉選びじゃ伝えられない。あの大きく揺れた横浜アリーナの空気も、全てを一身に受ける健人くんのすごさも、その姿に私はまた恋をしたことも。

 

歓声を浴びる健人くんが私はあまりにも好きすぎる。大きすぎる歓声を受けるべき人だと心から思う。歓声を受ければ受けるほど、キラキラ輝く人だから。

もしかしたら健人くんだって色んな想いがあるのかもしれない。ただ歓声を浴びたいだけじゃなくて、先述したように自分を鼓舞する意味もあるように私には見えた。その魂の中にどんな想いがこめられているのか私は知ることなんてできないけれど、1つだけ言えるのはそんな健人くんをずっと見ていたいということである。

 

 

 

そんな想いは、その後、このパフォーマンス最大ともいえる魅せ場で爆発する。

 

そう、あのTシャツ破りのシーン。

 

いつのまにか黒いTシャツになっているケントロイド。バクステまで到着すると

 

ばーん!!!!!!!

 

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なんと、上半身のお目見えである。

Tシャツを引き裂く健人くん。客席は歓声から悲鳴へと移り変わる。

 

なんて人だろう。なんてアイドルだろうか。

とんでもない。ただただ、とんでもないのである。

このときのために、彼は会場を煽り自分を鼓舞し、最高の一瞬を作るのだ。

それが他の誰でもない、Sexy Zone中島健人くんなのだ。

 

最高潮に達した熱のままバクステを力強く歩き回る健人くんはあまりにもかっこよすぎた。夏よりも更に鍛え上げられた上半身も、男っぽくて力強い姿も、何もかもがかっこいいけれど、私はなによりもその精神にまた惚れ込んだ。

どこまでもアイドルであり、歓声を受け、人々の宝石のように光るガラス玉を掴んで離さないその魅せる力にどこまでも魅了され続ける。

 

 

 

私は、このパフォーマンスの最大の魅せ場は、他のなんでもない、彼のアイドル魂だと思う。

見た目のかっこよさ、歌のかっこよさ、ダンスのかっこよさ、その全てを踏まえた上での、彼のアイドルとしての精神のかっこよさが何よりの輝きだと思う。

 

もしかしたら震えているかもしれないその心を、自分自身の力で歓声に変え、一身に吸い取り、そのパワーを会場中に発散させる彼の姿に私はまた恋せざるを得ない。あまりにもかっこよすぎる。あまりにもアイドルすぎる。

 

 

健人くんが魅せてくれる景色はいつも新しくて、とってもワクワクする。胸の高鳴りが止まらなくて、また更に彼を好きになる。

 

青い光に包まれて歌い、踊り、歓声を浴びて輝く健人くんをいつまでも見ていたい。ずっとずっと見ていたい。そしてそのたびに思うのである。

 

健人くん、アイドルになってくれてありがとう。

 

 

 

春の終わりが訪れる、爽やかな風を感じたある日のお話。